17 Oct 2011

dance with me

最近赤が急に気になりだした。

そういえば、赤といえば、東京国際映画祭のプログラムの一つにドイツのバレエダンサーで、バレエとコンテンポラリー・ダンスの振付家「ピナ・バウシュ」の軌跡と、ヴッパタール舞踊団の名作を捉えたダンスドキュメンタリー「PINA 3D」がある。

私が初めて観た彼女の作品は、NHKで放映されていた舞台記録映像の「Dance With me(私と踊って)」だ。これまで抱いていた舞踏のイメージとも、これまで観てきた難解な表現の舞台とも違うその作品は、演劇とダンスの融合されたピナ・バウシュ独自に築いてきた「タンツ・シアター」の魅力を十分知る事が出来た。ピナ自身も言っていた「ダンスはことばで言えないすべての感情を表現することができます」という言葉の通り、言葉にしてもしきれない、言葉では追いつかない感情がダンサーたちの身体の動きを通じて表に出ており、それを観た私が共感するという新しい体験をしたのだった。その作品には赤いドレスが頻繁に登場する。彼女の作品の中での「赤」は、白いワンピースを脱いだ(脱いでしまった)大人の女性の女性らしさの象徴のようだった。

最近なぜか急に赤い洋服が欲しいと思いついた。その欲求の裏にピナバウシュが居るとは到底思わないが、赤いワンピースやセーターやスカート、そして靴、なにか最近赤が気になる

秋だからでしょうか。

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